まぼろしの布;喜如嘉の芭蕉布~沖縄の染織~

先日、The Okura Tokyoにて開催された「芭蕉布産地の喜如嘉(きにょか)より平良美恵子(人間国宝;平良敏子さんの義娘)さんをお迎えしてのトークショー」と、大倉集古館の展覧会「芭蕉布~人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」に行ってきました。

芭蕉布とは、バナナの仲間の糸芭蕉(植物)から手作りされる布のことです。
 

その特徴は、トンボの羽のように薄くて軽く、ハリがあり、身体に風をはらませてくれるそうです。
その工程は、糸芭蕉を育てる畑仕事(3年)から23もの工程(織りは工程の1%)から作り上げられることから、まぼろしの布と呼ばれています。
農学、数学、科学、物理学、、、あらゆる知恵と技術が結集しています(*_*)

喜如嘉の芭蕉布制作過程

百聞は一見にしかずです。
これほどの手間を惜しまず制作される芭蕉布の魅力を、作り手の平良美恵子さんは、「これほど清らかで美しい布はない」とおっしゃっていました。
手数と心が込められた喜如嘉の芭蕉布は、現代においても人を癒やす力があるようです。

↓「美しいキモノ」編集長

会場には、自然布のお着物の方が多かったようです。


わたくしは、竪絽(絽の目をたてに織り出したもの)の江戸小紋(五節句柄)に、紗の帯で伺いました。

伊與田(いよた) 利恵(としえ)

伊與田(いよた) 利恵(としえ)

「KIMONO IYOTA」主宰
着付け師
着付け講師
美容師
お仕事きものコンシェルジュ
フォーマルウエアマイスター
骨格スタイルアドバイザー
美塾プロデュースナチュラルメイクアップアーティスト
WPA協会認定プロフェッショナルプランナー

わたくしは、七五三の御祝着から花嫁衣装、年齢でいうと幼児から88歳の方までに、着物をお着せしてきました。
思い返せば着付け師になるという夢の種は、幼い頃に見た母の花嫁姿メイキングの8ミリビデオによって、わたしの心に蒔かれていました。
しかし、その種は芽を出すことなく、自分自身もその種に気づくことなく、長い年月を主婦として暮らしてきました。
そして、子供の手が離れた頃に通っていた着付け教室で、外国人留学生に振り袖を着せるという海外交流事業に参加することとなりました。
自分の振り袖姿を見た時の飛び上がるように大喜びをする外国人留学生達を目にした時、わたくしができることで、こんなにも喜びを感じていただけることがあったのだと、感激し、その日から、その笑顔が忘れられなくなりました。
そのこともきっかけのひとつとなり着付け師となり、着付けを仕事としてするようになりました。
そうした中で、和装はヘアアレンジやメイクアップも含めたトータルビューティーが重要であるとの実体験から、美容師の免許を取得し、ヘアアレンジやメイクアップの学びも深めてまいりました。
よりお客様の着物姿が素敵に輝きますようにとの想いを込めて日々精進しております。
これまでの学びの中で得た知識と技術、加えてわたくしの実体験が皆様のお役に立てれば嬉しく思います。

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