今年の春にオープンした那覇にある首里染織館suikaraのHPを見て、ずっと行きたいなと思っていましたが、念願叶いました\(^o^)/
HPの動画は、完成度が高く、染織の工程がよくわかります。
予習におすすめ❣
先月末、羽田は灼熱でしたが、那覇空港についた時の涼しさは驚きでした。
夫と早めの夏休みを沖縄で過ごしました(*^^*)
夏に沖縄?と、思っておりましたが、台風を避けることができれば、夏こそ沖縄です♪
雲が低くて、空が近く感じます!
美しい海、心地よい海風、沖縄の風土が生んだ沖縄の染織、沖縄の中でも首里では、王家へ献上するために究極までを追求した格調高く美しい染織技術が発達したそうです。
琉球紅型の色鮮やかな配色は、海外交易により、多くの染料も手に入りやすかったという事情もあったそうです。
首里染織館は、まだあまり広く知られていないようで、職人さんは多くいらっしゃいましたが、見学者はほとんどいませんでした。
お陰で、各階で詳しい説明をしていただくことができました。
那覇空港にも近く、駐車場もあり、入館料も無料という、お着物好きにはぜったいおすすめのスポットです。
1階は、展示ギャラリーやショップがあります。
色鮮やかな紅型のイメージですが、販売品は現代風に抑えたお色味で、帯とのコーディネイトも素敵でした。
やはり沖縄の着物だけあって、とても涼しげでした♡
2階は、琉球びんがたの工房があり、紅型の体験もできるようになっています。
3階は、機織り機が沢山あって、研修生がいました。
首里織には、格式の高いとされる首里花蔵織、ポピュラーな首里花織、両面使用できる首里道頓織、絣の原型ともいわれる首里絣、そして首里ミンサーなどがあります。
好きだからこそ続けられると職人さん方は口を揃えておっしゃいますが、これほどの手間暇をかけて制作するので、その技術と労力に対して考えるととても安く提供してくださっていると思います。
しかし、それでも気軽には購入できない価格です。
日本の染織技術がこれからも存続するために、どうすればよいのでしょう。
この首里染織館suikaraは、補助金で作られたそうですが、株式会社として運営しなければいけないということをお話されていました。
先日海外ブランドが、京都の染の着物の反物からつくった洋服を発表していました。
染織の技術を残す一つの可能性かもしれません。
着物としても残って欲しいと、着付け師のわたくしは願います。
わたくしにできること、なにかあるといいな。
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