着物の下着(肌襦袢・裾よけ)

肌襦袢は、胸を包み込んだり固定する補正と汗取りを目的としています。
長襦袢が絹である場合は、袖までカバーできる肌襦袢の着用で、頻繁に洗えないシルクの長襦袢から汗などの汚れを防ぐことができます。。
ガーゼ素材は柔らかな肌触りですが、暑いのが苦手な方はさらりとした肌触りの晒のほうがよいでしょう。
長襦袢が洗える素材である場合は、肌襦袢は素肌に心地よいものを選ぶ基準にされれば何を選ばれても良いと思います。。
襟ぐりの開きに気をつければ、タンクトップやキャミソールで代用もできます。
裾よけは、ヒップなどの腰回りの補正や汚れ防止が目的です。
裾捌きも良くなるでしょう。
補正効果が必要なければ、ステテコを選ばれるのもオススメです。
ワンピースタイプのものもあります。
簡単に着れるのでワンピースタイプが初心者には扱いやすいでしょう。

肌襦袢や裾よけなどの下着は、和装専用のものでなければ着物が着れないということはありません。
洋装用のものも吸湿速乾などの高機能のものがありますので、まずはお持ちのもので代用できるものはないか探してみてくださいね。

ご参考に
 

伊與田(いよた) 利恵(としえ)

伊與田(いよた) 利恵(としえ)

舞台・CM・TV・映画・婚礼など、多岐にわたる現場で着付けを担当してまいりました。母の花嫁姿を収めたメイキングビデオをきっかけに、「着物をまとうことの美しさと感動」を伝える仕事に目覚め、以来、美容と和装の世界に情熱を注いでいます。

着物は単なる衣装ではなく、立ち居振る舞いや所作までも美しく整える、日本文化の粋。その魅力を伝えるため、美容師・マナー講師としても活動し、内面からのエレガンスを引き出すお手伝いをしております。

好奇心旺盛で、常に「楽しくワクワクすること」を大切にしています。年齢を重ねても、自分らしく、上品に輝けるスタイルを追求中です。着物の魅力を通じて、多くの方の人生に彩りを添えられたら嬉しいです。

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