本日は、ご親族の結婚披露宴にご出席されるお支度(ヘアアレンジ&メイクアップ&着付け)をいたしました。
動画や写真を駆使しながらお打ち合わせし、ご宿泊されているホテルに伺いました。
お祖母様がお母様のために多くのお着物をご用意なさっていらっしゃいました。
直接拝見したいと思うほど多くの素晴らしいお着物や帯の数々。
その中で、一番気になるとおっしゃるお着物に合わせてコーディネイトをいたしました。
クリームの色地に、藤や牡丹など花々が可憐に描かれた友禅の小振袖+木の風景がパステルカラーで綴られた綴れの袋帯+飛び絞りの帯揚げ+佐賀錦の帯締め
この季節にぴったりなコディネイトになりました。
なによりお母様が「24歳の時に初めて着て、それから2度ほど着たかしら」と、ご自分の娘時代を思い出しながら、娘様のお着物姿にお喜びでした。
自分の着物を娘が着るのを喜ばれるお母様のお姿は、いつも目にする光景ですが、単に娘が着ているということ以上に、自分のために自分の母親がどんな想いで用意してくれたかというところにまで想いが至るのでしょう。
着物を身に纏うとは、長い年月の流れの中に続いていくご家族の想いも纏えるのです。
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