帯枕は、帯の形を作る土台となり、帯を背中に固定する役割があります。
概ね形は楕円形ですが、帯の形を作る土台として使用する場合には、自分のつくりたいフォルムにあわせて選ぶのがよいでしょう。
一般的には、大きなものはフォーマルや若い方向けに、小さなものはカジュアル用や年配者向けとされています。
フォーマルな着物にそれにふさわしい織の袋帯を合わせるときは、帯山も大きなほうがバランスが良いですし、広い面で安定して背に沿わせることができます。
カジュアルな帯を結ぶ場合は、帯自体が軽いので、細く小さなものでも構いません。
当然、細く小さなものは軽いので、身体にも優しいのです。
超ロングタイプは、帯幅とほぼ同じサイズなので、帯山が均一に整います。
片手で、帯枕とたれをもって背に付ける時にもしっかり持つことができます。
初心者さんや、フォーマル袋帯におすすめです。
夏仕様としてはヘチマや麻の枕がありますが、軽いので一年中使うという方もいます。
わたくしが一番使用するタイプは、帯枕の枕の部分がやわらかく紐に伸縮性が有るものです。
作りたいフォルム、使用する帯、背に当たる自分の感覚などで、最適なものは変わってきます。
自分で作ることもできます。
洗濯機で丸洗いできるものもあります。
自分にぴったりの帯枕を見つけることも、楽しみもひとつにしてくださいね。
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